秋のおとずれ。 やっと笑顔を見せるようになった薫だが、 表情がまた曇りがちなのは深まる秋のせいばかりえでは無いようで。 今、さざなみ寮には薫の親戚である、葉弓と那美そして楓が訪れてきている。 楓は薫をライバル視していて、何かにつけて突っかかってくるのだ。 どうしても薫に勝つことのできない楓は、ますます意固地になるばかり。 その楓の焦りが、薫へ来た仕事の依頼を勝手に受けさせてしまう。 この仕事を一人でこなせば、きっと薫も認めてくれる! そうして楓は一人で退魔の仕事へと出かけていくのだが…。